起業に年齢は関係ない!10代で才能を開花させる注目の若き天才たち

30アンダー30/世界で注目の若手を選出

フォーブスは先月、各業界に革新をもたらす若手600組を集めた「30アンダー30」リストを発表した。
同リストでは、20業界を対象に、30歳未満の注目の若手をそれぞれ30組選出。発表は今年で7回目を迎え、これまでに世界各国から選出された人数は5000人に迫っている。

今年の600組は非常に精力的な面々で、それぞれの業界の境界線を押し広げ、従来とは異なる形で富と名声を得ている。

たとえば、ヘルスケア企業の3T Biosciences社を立ち上げた若き科学者のリア・サイベナー(26)とマービン・ジー(26)は、ヒトの白血球にがん細胞を攻撃させる治療法の開発に取り組んでいる。また、スタンフォード大学を中退したオースティン・ラッセル(22)のLuminar Technologies社は、製造業界で自動運転車技術を躍進させている。

教育・社会起業家の分野では、負債総額が1兆4000億ドルにも上る米国の学生ローン危機の問題に挑むNextGenVest社のケリー・ピーラー(29)や、教師の住宅購入を支援するLanded社を立ち上げたジェシー・ボーン(28)らが選ばれた。

また、「ペットケア版Airbnb(エアビーアンドビー)」サービスを展開するRover社のフィリップ・キミー(28)や、「寿司ブリトー」なるメニューを一般に浸透させたファストフードチェーンPokéworksのピーター・ヤン(29)も今年の顔ぶれには含まれている。10代にしてリスト入りを果たした強者も14人いた。

知名度が高い顔触れとしては、女優のヘイリー・スタインフェルドやアマンドラ・ステンバーグ、今年のテニス全米オープン女子シングルスで優勝したスローン・スティーブンス、NFLアトランタ・ファルコンズのフリオ・ジョーンズ、DJ/プロデューサーのマシュメロ、オペラ歌手のジャッキー・エヴァンコ、スーパーモデルのカーリー・クロス、ユーチューバーのジジ・ゴージャスらがリスト入りした。

今年の「30アンダー30」の完全版リストはフォーブスの英語版ウェブサイトで公開されている。

左から、「30 UNDER 30 2018」LAW & POLICY部門に選出されたストックトン市長のマイケル・タブス、イーサリアム共同創設者のヴィタリック・ブテリン、モデルのカーリー・クロス(Gettyimages.com)


各界が注目する10代の「天才」たち

いつの時代にも、その才能や知性で人々を驚かし、呆然とさせるような天才たちは存在する。幼少の頃から頭角を現した詩人アレキサンダー・ポープや画家パブロ・ピカソ、チェスプレーヤーのボビー・フィッシャーやプロゴルファーのタイガー・ウッズもそうだ。ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの存在と傑出した才能がなかったなら、現在の音楽はどのようになっていただろうか。

今回は、若き才能溢れる10代の起業家を始めとする天才達をピックします。フォーブスの「30アンダー30」リストに入った10代の若者たちの間で際立つのは、彼らの創作力や発明力、そして混じりけのない情熱だ。多岐にわたる分野の未来を担う10代の14人+α の天才達を紹介したいと思う。

30アンダー30のリストに入った14人の若き天才達

マーリー・ディアス(12)
職業:活動家、作家

STORY
子供向けの本の主人公が白人の少年に偏っていることにうんざりしていたディアスは、黒人の女性リーダーたちについて書かれた本を集め、寄付する活動を始めた(#1000blackgirlbooks)。子供向け書籍の出版を手掛ける米スカラスティック(Scholastic)と出版契約を締結し、執筆活動も行っている。


ヘンリー・バーナー(14)
事業:Buttonsmith創業者

STORY
4年生のときに学校の課題で手作りのバッジを販売したことをきっかけに、ボタン型のピンバッジやマグネット、ネックストラップなどを売り始めたバーナー。創業したボタンスミス(Buttonsmith)は現在、9人の従業員を擁する。


アニー・オストジック(15)
職業:発明家

STORY
高校生のオストジックは、新型の電子レンジ、室内照明の光から「太陽」エネルギーを集めて充電することができる新しいシステムを開発した。


ペイトン・ロバートソン(16)
職業:発明家

STORY
ロバートソンは高潮氾濫の被害を防ぐための土のうや格納型の補助輪付き自転車などで5件の特許を取得している。科学分野で優れた能力を持つ子供を表彰する全米規模の2つのコンテストで受賞したほか、執筆した論文がすでに、学会誌に掲載されている。


ハナ・ハーブスト(17)
職業:発明家

STORY
海洋波エネルギーを取り込むための装置「BEACON(Bringing Electricity Access to Countries through Ocean Energy)」を発明したハーブストは、この装置を発展途上国での浄水や医療機器の使用に役立てたいと考えている。


イーサン・ノベック(18)
事業:Innovator Energy創業者

STORY
イェール大学で化学工学科を専攻するノベックは、発電所が排出する二酸化炭素(CO2)の半分以上を1トン当たり8ドル(約900円)以下のコストで回収できるという技術で12件の特許を取得。これらの技術をもとに事業を行うイノベーターエナジー(Innovator Energy)を創業した。


アンバー・ヤン(18)
事業:SEER Tracking創業者

STORY
3年前から宇宙ごみの追跡技術の改良に取り組むヤンは、人工衛星や宇宙探査機がごみを避けられるようにすることを目指している。ヤンは今年、これを実現するためのソフトウェア開発を手掛けるシアートラッキング(SEER Tracking)を設立した。


エルビス・ジャン(19)
事業:Oxy2創業者

STORY
ジャンは13歳でアジアから米国に移住して以来、公害対策のための研究を続けている。よりクリーンな都市の実現を目指し、大学進学よりも研究を優先。オキシー2(Oxy2)を設立し、技術開発を進めている。


過去に話題に上がった若き起業家達

16歳で1億円を稼いだ少年

クリスチャン・オーウェン
事業:モバイル広告関連

STORY
16歳で1億円突破
パソコンをいじり始めたのは7歳のとき。スティーブ・ジョブズに憧れ「14歳」で起業。複数のMac用シェアウェアをセット販売することで、通常の市場価格から大幅に値下げする施策を実行。この手法はすでにあったものながら、他者のアプリ開発者と連携することで独自性を打ち出す。単なるIT屋でなく、売上でチャリティにも協力するなど社会に貢献することも忘れなかった。口コミで支持を集め、16歳のとき日本円にして売上「1億円」を突破。

1億円を稼ぎ出した16歳の少年のビジネス手腕に感嘆の声:らばQ


モズィア・ブリッジ
事業:蝶ネクタイの企画販売

STORY
9歳で事業家に
9歳のときに、手作り蝶ネクタイを製造・販売するMo’s Bowsを設立。起業のきっかけはジャスティン・ビーバーなど有名人のマネをして蝶ネクタイを探しに行ったが「自分の気に入るものがなかった」から。現在は、複数の高級プレタポルテ(上質で高価なものを扱うショップ)からもデザイン・製造を依頼を受けている。


「角南 萌」の画像検索結果

角南 萌
事業:アプリ開発

STORY
15歳で代表取締役社長
中高生が対象のスマートフォン向けアプリ開発コンテスト「アプリ甲子園2012」。この大会で全167作品中グランプリに輝いたのを機に、同アプリはAppStoreで5万ダウンロードを突破。この「スーパー女子中学生エンジニア」は瞬く間に台風の目となった。そして15歳4ヶ月で代表取締役社長へ。ITとの出会いは10歳の誕生日にiMac、クリスマスにiPhoneを両親にプレゼントしてもらったことが始まりという。

15歳CEOが日本を変える 起業始めたデジタル・スーパーキッズたち


「アリア・サバー」の画像検索結果

アリア・サバー
職業:大学教授

STORY
18歳で大学教授
通常なら、18歳は大学生。しかし彼女は生徒でなく「大学教授」になった。ギネスブックの教授就任・最年少記録を300年ぶりに塗り替える。14歳でニューヨーク州立大学を卒業し、16歳で物資科学工学の博士号を取得。ナノ材料技術の研究者として頭角を現し、韓国の建国大学から招聘を受け、教授としての道を切り拓いた。文字通り、世界一若い大学教授だ。


evantubehd

エヴァン
職業:YouTuber

STORY
8歳でSNSビジネス
8歳の子供エヴァンが「おもちゃで遊び・評価する」ユーチューブ番組『Evan Tube』。この番組での配信売上は日本円で1億円を突破。10代前の起業ビジネスとしては破格の成功例となる。どうせ父親がバックアップしまくってんだろう…? いやいや、このエヴァン君の堂々たる語りっぷり、遊びっぷりこそがこの番組の魅力に他ならない。ユーザーをがっちりつかむそのタレントぶりは、まさに本人のブランディング・マーケティング戦略の賜物である。

1億円稼ぐ9歳のYouTuberがすごすぎる……アメリカで話題のEvanTubeHD


ny

ロバート・ナイ
事業:アプリ開発

STORY
14歳でIT社長
iPhone向けアプリ「バブル・ボールズ」を開発し、1,600万ダウンロードを記録。自らの名前を称した「Nay Games」の代表を務める。当時驚異的なヒットを飛ばしていた「アングリー・バード(Angry Birds)」を凌駕し、14歳の少年が作った公開わずか2週間のアプリが大ブレイクを果たした。自社の社員・スタッフは当然ロバート君より2倍は年上の人ばかり。10代半ばでCEOを務めるバリバリのビジネスパーソン。


日本にもいた!1億調達した16歳天才プログラマー

カード決済アプリ「ONE PAY」のワンファイナンシャルというベンチャー企業が、1億円を調達したとのニュースが今秋、世を駆け巡った。注目の理由は16歳の経営者。中学生時代から5つのベンチャーを経験してきた、現役高校生だ。国際的なプログラミングコンテストやビジネスコンテストで数々の賞をとり「天才プログラマー」の名をほしいままにしている。21世紀生まれの時代の寵児は、いかに育まれたのか。

丸の内の金融街で佇む山内さん

放課後は毎日、オフィスにこもってプロダクト開発をする。

大手町ビルの一角にある、フィンテックの有望スタートアップ企業が集積するFINOLABを夕暮れ時に訪ねると、黒いTシャツに黒いジーンズという軽装の若い男性が、ひょっこり現れた。ワンファイナンシャルCEO、山内奏人(そうと)さん(16)だ。

放課後には、毎日ここで仕事をしているという。

「僕らは早すぎた」

「ブロックチェーンは絶対に来る、と思っていたのですが、僕らは早すぎました。波来ないな、とプロダクトを撤退したら、大波が今年来てしまった」

FINOLABの「¥(エン)」と名付けられた会議室で、山内さんは屈託なく、そう話した。創業時の2016年6月にビットコインをプリペイドカードへ交換できるサービス「WALT」を出し、終了したのは2017年4月。

理由は「このままではまだ勝てない」と考えたから。

創業1年半あまりで、すでに2つのサービスを公表・終了し、3つ目が自ら開発を手がけたONE PAYだ。ONE PAYアプリをスマートフォンにインストールすれば、店舗は専用端末を導入せずとも、顧客のカード決済が可能になる。キャッシュレス化社会を促進する手軽なインフラとして、高い注目を集めている。その、トライ&エラーのスピード感が鮮やかだ。

山内さん横顔。

一番面白いのは、決済だ。

照準を定めるのは、金融とテクノロジーを掛け合わせたフィンテック分野。

「東京のGDPは世界一で、巨大市場にも関わらず、圧倒的に日本のキャッシュレス化は世界から遅れている」

フィンテックでデータ化しお金の動きをつかめば「世界一の東京の流通を押さえることができる。世界で勝てるのです」と、熱を込める。

成功したいというより「面白いからやる。自分で手を動かすこと、つまりものづくりが好きなんです」。

6歳で運命の出合い

初めてパソコンに触れたのは、6歳の頃だ。使わなくなった親のパソコンをもらった。はじめはExcelでお小遣い帳を作ったり、Wordで家族旅行のしおりをつくったりしていた。

「便利だね、とほめられると嬉しくて」

そのうちに「もっと違うことをしてみたい」と思うように。10歳頃には図書館でプログラミングの本を借り、小学校高学年でプログラマーのコミュニティーに出入りするようになる。母親が偶然、チラシを目にしたのがきっかけだ。

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やりたいことを応援してくれる親だが、事前のお膳立ては一切、ない。存分に環境が整えられてきたのとは、ちょっと違う。

1.プログラミング教室より独学

小学生時代から読み漁ったプログラミングの専門書は、当然、大人向けで難解だ。周囲に教えてくれる人はいない。 当時は今のように子ども向けのプログラミング教室を見かけることはなく、唯一見つけた都心のスクールも、非常に高額で両親には強く頼めなかった。

では、どうしたか。

「とにかく自分で考えるしかなかった」

3つの図書館を自転車でハシゴして本を探した。そうやって独学で、ソフトウェアのプログラムをするようになる。

2.スマホなし、パソコンは賞品

実は、親から新品のパソコンを買い与えられたことは一度もない。スマホも禁止だった。

小学6年生の冬にはプログラミングの国際コンテストで最優秀賞に選ばれた。

「 自分が好きなことをひたすらがんばって、それが評価される初めての経験でした」

中学生時代には「同年代で話の合う友達がほしくて」、同年代を集めてプログラミングのワークショップを開いた。中古のパソコンを使う自分に対し、「教えている友達のパソコンが新しいMacだったりして、うらやましかった」。

新品のパソコンを手にしたのは、コンテストの賞品が最初だ。スマホもプログラマーとしての収入を得るようになってから、自分で買った。

3.学校と両立で時間がない

中学生になると、放課後や週末を使ってベンチャー企業でプログラマーとして参加するようになった。コミュニティーやFacebookを通じて知り合った人の仕事を手伝った。

国立の中高一貫校に通っているが、最大の悩みは仕事と勉強で「時間がないこと」だ。それでも「気づいたら寝るのを忘れて没頭しているので、なんとかやれている」。

足りなさがつくった今の自分

高額なプログラミング教室に通うことがなかったから、プログラミング仲間に飢え、大人のコミュニティーにも溶け込めた。パソコンは、コンテストの賞品だったり働いていたベンチャー経営者から贈られたりと、不思議と自力で獲得できた。ふんだんな時間がない分、寸暇を惜しんでプロダクト開発に打ち込んでいる。

「ほしいものをなんでも買ってくれる家ではありません。学校を休みたい時もある。けれど、今の自分があるのはこうした『足りなさ』からかもしれない

東京・丸の内の交差点に佇む、山内さん。

ONE PAYのドメインは「.tokyo」だ。

僕らが東京で戦う理由

「世界に大幅に遅れをとっている日本を復活させるにはどうすればいいか」ということを、小5のころから僕はずっと考えてきました。

ハロウィンの日に公開した自身のブログに、山内さんはそう書いている。

高度経済成長期にはものづくり大国として存在感を示し、GDP世界2位にまで上り詰めた日本だが、この20年以上、長い経済低迷期を抜け出せずにいる。21世紀に生まれた身としての実感が、これだ。

最先端のIT企業が集まるシリコンバレーはじめ、海外へなぜ行かないのか? との質問は後を絶たない。

それに対しては、こう答える。

「僕は東京生まれ東京育ちで、東京の街が好きなんです。街によって文化や表情が違って、安全で美しく、人があたたかい。だから、“東京”で戦いたい」

“日本復活”をかけた一歩として世に送り出した、ONE PAYのドメインは、だからこそ「.tokyo」だ。

山内奏人を知る7つのファクト

  • 好きなプロダクト…… 鎌倉の報国寺、無印良品のゲルインキ0.38ミリボールペン、アップルのスティーブ・ジョブズ・シアター(新製品発表会などを行う施設)
  • 好きな漫画……最近ハマったのは『3月のライオン』
  • 好きな経営者……リチャード・ブランソン(英ヴァージングループ創業者)、イーロン・マスク(米テスラCEO)、マーク・ザッカーバーグ(米フェイスブックCEO)、エヴァン・シュピゲール(スナップチャットの米スナップCEO)、孫正義(ソフトバンクグループ社長)
  • プログラミングに出合う前……昆虫好きで一人で遊ぶ子どもだった。
  • プログラミング言語……Ruby
  • 最近買ったもの……財布。小銭は持ち歩く。
  • 苦手なもの…世間話

記事引用:https://www.businessinsider.jp/careers/(文・滝川麻衣子、写真・今村拓馬)

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