環境の変化に伴う起業成功のポイントとは|わかやまでベンチャーin大阪

本日1月14日(日)14時よりグランフロントのナレッジキャピタルコングレコンベンションセンターで開催された『わかやまでベンチャーin大阪』に出席してきました。

和歌山の地方創生、クラウドファンディングによる資金調達、クラウドファンディングにおいて国内最高額である約1億2800万円の資金調達に成功された和歌山のベンチャー企業など、私自身にとって興味深い内容が盛り込まれていることもあり、多くの学びを得ることとなりました。

今回から二度に渡り、この『わかやまでベンチャーin大阪』で得た学びをお伝えしたいと思う。


講演者:嶋本 正(しまもと ただし)

株式会社野村総合研究所 取締役会長

「嶋本 正」の画像検索結果昭和29年生まれ、和歌山県海南市出身。
京都大学工学部卒業後、昭和51年に野村コンピュータシステム(現野村総合研究所)に入社、平成13年に野村総合研究所・取締役に就任し、同社情報技術本部長、同社代表取締役兼専務執行役員などを経て、平成22年に同社代表取締役社長に、平成28年に同社取締役会長に就任され現在に至る。自身の社長就任を「第三の創業」と位置づけ、成長戦略・構造改革・意識改革を実現された。

平成22年の社長就任時の抱負等をこちらからご覧いただけます。
http://www.nri.com/jp/event/n_letter/2010/pdf/nl201003.pdf

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社長として心掛けたこと
①今だけではなく「将来を考える」こと
②会社の「総力を結集する」こと
③成功体験を乗り越えて「変える」こと
④正しい信念で「揺るがない」こと
⑤社員と思いを共有するために「伝える」こと


ビジネス環境の変化とチャンス

企業の経営資源としての「情報」の役割に変化が出てきている

「ヒト」に対して

(従来)
大量の計算処理や自動化することで単純作業から解放
ナレッジ共有の仕組みを提供し、時空間を超えたコミュニケーションを実現

「↓ 」の画像検索結果

(現在)
ロボットやAIによる労働や知的活動の代替
社内の人材だけに頼らない

「モノ」に対して

(従来)
小型化、モバイル化による軽薄短小化や保守の効率化でコスト削減を実現

「↓ 」の画像検索結果

(現在)
IoTによる効率化・品質向上
クラウドなどによる「所有」から「利用」の促進
自社の設備でなくても良い

「カネ」に対して

(従来)
財務や経理の精緻化や資金管理の高度化

「↓ 」の画像検索結果

(現在)
FinTechや仮想通貨活用による利便性向上やコストパフォーマンス向上
クラウドファンディングなどによる資金調達の簡易化
金融機関を当てにしない

「ヒト」「モノ」「カネ」の三つの視点から、従来の情報の役割と今現在のデジタル化された情報の役割を分かりやすく解説。「従来の・・・」とは言っても、ほんの数年前の話だ。つまりここ数年で猛烈なスピードで「情報」の在り方が変化を遂げている。
嶋本氏は「情報」とは他の資源のサポート役から変革する主役に変わったとも話す。

その代表的な例として、UberAirbnbを挙げられた。

関連画像
「ヒト」 車のドライバー ≠ 社員
「モノ」 車 ≠ 企業の資産
「カネ」 ビジネスモデルで調達力を創造

関連画像
「ヒト」 施設の管理者 ≠ 社員
「モノ」 施設 ≠ 企業の資産
「カネ」 ビジネスモデルで調達力を創造

正にこれからの時代は、「所有」から「共有」の時代だと言うことが明らかだ。事実、我々の親世代、団塊の世代は、「持ち家」「高級車の所有」といったことにステータスを感じていた世代だ。しかし今の若者にはそういった感覚はなく、所有欲は著しく低下し、自身のライフスタイルのために不必要に所有しない方向へと進んでいることも同じことが言えると思う。

それは、Uberの企業価値(時価総額)が約7.5兆円でホンダやGMを超えていること、Airbnbの企業価値(時価総額)が3兆円以上となり、ヒルトンを上回り大手のマリオットに次いで2位という数字として顕著に表れている。様々な「シェアリングビジネス」「サブスクリプションモデル」が追い風となっていることが頷ける。


創業成功のポイント

①異次元の革新者との遭遇や異領域の経営人材を組み合わせる

イノベーションは、同じ業界のムラ社会では起こらない。異なる領域との触発から生まれると嶋田氏は語る。
つまり、同じ会社の社内や同じ業界の中だけでは革新的なイノベーションは起こりにくいということだ。とにかく外に目を向け、他部署や他業種、様々な人との関わりや、専門分野外であっても多くの情報を得ようとする努力は必要だということだろう。

②独りでも起業はできる。しかし独りでは、新しい自分に出会えない

各企業・人材の強みをつないで、新規事業を構築するべきだと説いている。1+1=2ではなく、3、4、それ以上の可能性を生む発想だ。例えば、農業だけでは農業の枠からは抜けることはない。農業+IT+デザイナー+・・・でこそイノベーションは生まれるのである。

③Needsではなく、Wantsを原動力にする

「相手のニーズに応える」これがビジネスの決まり文句だった。しかし、今はNeedsに応えるだけでは生き残れないとも話す。もしあなたが起業しようと考え、新しいアイデアや商品を開発したとしよう。それが相手がWantsと思ってもらえるのか。それ以前に、自分自身がWantsと思えるものなのか、その商品を誰よりも愛せるのかを問う必要がある。
自ら欲しいサービス、見たい世界、助けたい人を原動力とする。義憤や願望や愛情から出発せよ、これが嶋田氏の言葉だ。

最後に嶋田氏は、こう語る。
今までにない価値を、今までにない方法で作り出そうとするアイデア。顕在化する極めて困難な課題の解決に迫るアイデア。つまり「クレイジーアイデア」が変革を促すのである。「それは無理でしょ!」と周りから揶揄されるくらいのビジネスでないと本当のイノベーションは生まれない。


最後に

非常に内容の濃い第一部、嶋本氏の講演だった。「情報社会」の移り変わりや、「情報」の価値と役割、「情報」を利用した起業成功のポイント、「情報」という題材で多くの参考資料を用いて非常に分かりやすくお話をいただけた。今は和歌山に訪れる機会はそう多くはない嶋本氏だが、和歌山から東京に出てきた学生や若者の支援活動に尽力されている。
最後に、嶋本氏のそれら活動をご紹介して終わりたいと思う。

東京で開催されている「わかやま未来会議」

主に東京在住の和歌山県出身ビジネスパーソンが集まる会「わかやま未来会議」。
年3回くらいのペースで和歌山に所縁のある経営者をお招きして講演会&懇親会を開催している。

【目的】
Ⅰ.和歌山県出身の若手社会人・学生がビジネスの第一線で活躍する方々から
学び、交流することで人材育成を実現する
Ⅱ.和歌山県に関連する企業・団体が相互に情報交換、
交流することでビジネス発展に寄与する。

上記を通じて故郷和歌山の発展振興のために提言及び活動を行う。

【主な活動】
1年に3回程度東京都内にて会議及び交流会を実施しています。
会議の内容は、講演会形式にて和歌山県出身で日本を代表する
企業の経営者をゲストにお迎えし

https://wakayamamirai.weebly.com/

白浜ITビジネスオフィスから「ワーケーション」へ

オフィスからの海の眺めは抜群で、ソフトウェア開発等に最適の環境。現在満室で、2棟目を準備中。

Work+Vacation=Workation(ワーケーション)
ワークとバケーションを繋げた米国発の造語であるワーケーション。リモートワークを活用し、リゾート地等の環境の良い場所で、休暇や研修を兼ねて短中期的に滞在し仕事を行う取り組みで、働き方改革が進む近年、世界のメディアでも注目されている。

「白浜itビジネスオフィス」の画像検索結果

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http://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/062200/ritchi/yochi-shirahamait.html

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