VALUと仮想通貨|小川社長の考えるお金とVALUの未来

2018年1月27日(土)、関西大学 梅田キャンパス KANDAI MeRISEにて、セミナー『これからのゆるやかなお金の流れ〜VALUと仮想通貨〜‬』が行われた。

ちなみに皆さんはVALUや仮想通貨についてどんなイメージをお持ちですか?色んなイメージをお持ちだと思います。

仮想通貨やビットコインに関しては、耳にする機会が非常に多いですよね。丁度このセミナーが行われた前日には、国内の仮想通貨取引所大手のコインチェックから約580億円のXEMが流出したと大きく報道されました。良い噂も悪い噂も嫌でも耳に入ってくる昨今です。

VALUに関してはどうでしょう。怪しい?投機?Youtuberで炎上してた・・・
そんなマイナスなイメージも少なくないVALUですが、いずれにしても、正しく理解すれば多様な使い方が可能になるのが、仮想通貨やVALUなのです。

聞いたことはあるけれど・・・何か不安、ちょっと興味はあるけれど・・・何かこわい、といった方にとっては、非常に有意義な時間を得ることができるセミナーでした。

今回は、VALUの簡単な説明とVALU小川社長のが語るVALUと仮想通貨‬の未来』について、セミナーで得た学びを共有していただければと思います。


セミナー概要

【日時】
2018年1月27日(土) 13:00~17:30

【場所】
関西大学 梅田キャンパス KANDAI MeRISE(カンダイミライズ)4Fラボ
〒530-0014 大阪府大阪市北区鶴野町1番5号
http://www.kansai-u.ac.jp/umeda/access/index.html

【内容】
12:15 開場
13:00~13:05  川辺より開会挨拶
13:05~13:15 弊社酒匂より「まちカレッジ」と本日の趣旨説明(10分)

<1部>
13:15~14:00 VALU小川社長より
 「VALUの説明と今後の展開」
14:00~14:30 株式会社Last Roots 小林社長より
「日本製の仮想通貨c0banの説明と今後の展開」
14:30~15:00 質疑応答(事前に受付予定)
15:00~15:10 休憩

<2部>
15:10~15:15 関西大学2階スタートアップカフェの織田さんより
15:25~ #VALUのから騒ぎ
VALUを使ってみたお話 あんなことやこんなこと
ファシリテーター稲田さん
https://www.facebook.com/akira.inada

<女子チーム> 
パネルディカッションで女性5名VALUユーザー登場
さくらたん(花山さくら)@大阪 花職人さん
サカキミヤコさん
harada mieko@ほっぷっさん
辻田 弥生さん
など
<男子チーム>
モッコメリアン@パンダの手下さん
TURBO(ターボ)さん
中島 匠一@ハイパーメディアアーティストさん
鬼頭哲也@個が立つ和の共同体(J humind)さん
平井 裕三 / 社会資源コーディネーターさん
17:00 交流会(関西大学梅田キャンパスの会場でドリンクのみ)
17:30 閉会

 

そもそも、VALUって何?

VALU(バリュー)は、株式会社VALU(バリュー、代表取締役小川晃平)によって運営されているフィンテックサービス。名称の由来は「VAL(VALUE=価値) + U (YOU=あなた)」。個人が自分自身の価値を模擬株式(VA)として発行した上で、市場で取引できる。自身の時価総額はSNSのフォロワー数などに応じて算出される。その金額を元に株式を発行し、自身の価値をシェアしたり取引したりするという仕組みで、株式の購入はビットコインで行う。各ユーザーはVALUER(株主)に対してイベントの参加権やノベルティといった優待を設定でき、時価総額が上昇した場合にVALUERは優待を受ける。方向性が明確なプロジェクトを支援するのではなく、「顕在化していないが、成し遂げたい何か」を持つ個人の可能性に対して投資するという点が特徴で、2017年5月31日に株式会社VALUがサービスを開始した。
〔引用:コトバンク

もっと詳しく分かりやすく説明された記事はコチラ↓↓
VALUとは何か?【すごく分かりやすく説明してみた】

 

開発の経緯

小川晃平は2011年にグリーに入社し、翌年からシリコンバレーにある米国支社でサーバーエンジニアを務めた。帰国後、フリーランスのエンジニアに転身。複数の新規事業の立ち上げに従事したのものの、いずれも資金不足によって事業拡大を諦めるほかなかった。ビットコインと出会ったのはそうした状況であった。
開発者の一人である中村洋基はVALUの始まりについて、自身と小川晃平堀江貴文が出会ったことがきっかけだったと明かしている。
カウンターパーティーとはビットコインに実装されている機能のひとつで、この機能を用いることでビットコインと互換性のある独自通貨を発行することができる。堀江はこのときすでに「ホリエモンカード」という名称で独自通貨を発行していた。三人はアイデアを出しあっていくていくうちに、この独自通貨を自由に売買できる仕組みを整えれば、個人が株式会社のようにふるまって資金調達を行うことができる可能性に気がついていった。
2016年11月1日、株式会社VALU設立。中村が設立者の一人でありクリエイティブディレクターを務める広告・デザイン企業PARTYが出資を行っている。その他出資者には家入一真もいる。堀江は取締役に名を連ねた
中村は「このサービスは、使い方によっては破壊的になりえる」と認識しており、開発にあたってはクローズドベータで何回もテストを重ねたという。また金融庁にも頻繁に足を運び、1つ1つの機能について法律面の問題がないか確認を行ったとしている。
〔引用:ウィキペディア

 

小川晃平氏がVALUを立ち上げた理由(ワケ)

前述でも紹介したが、小川社長は2011年にグリーに入社し、翌年からシリコンバレーにある米国支社でサーバーエンジニアを務めた後、フリーランスのエンジニアに転身した経歴がある。彼がVALUを考え出した背景に、フリーランス時代のある腑にに落ちない出来事がキッカケであった。

その出来事とは、フリーランス時代に申し込んだクレジットカード。そこに記されていたのが「限度額30万円」。大手企業のグリーに勤めていた時には、考えられない限度額だ。
また賃貸住宅の申請に際しても、同じような疑問に陥った。15万の賃貸保証がおりず、泣く泣く10万円の家賃の住居を借りることとなったからだ。

「企業に勤めていた時はOKで、フリーランスになったとたんNGっておかしくないか?」

小川社長は、この日本の(いや、世界の)個人としての価値の在り方に疑問を抱いた。そもそも企業に勤めていた時も、個人に信用があるわけでなく企業に信用があるだけ。個人の価値とは一体何なんだ。
これがVALU(=個人の価値)を考えるキッカケとなった。

また、小川社長はこうも話す。

「シリコンバレーの信用は社会に残らない」

グリー退社後、シリコンバレーにある米国支社でサーバーエンジニアを務めた時に感じたことだ。「シリコンバレーはつまらない」と小川社長は話す。自由に企業ができると胸を躍らせながら渡米したが、その現状は思い描いていたものとは大きく反するものだった。シリコンバレー内のとあるカフェに行くと、周りでは株やM&Aの話ばかり。どこを買収しただの、この株が狙い目だの、皆が一様にして鼻高々に語り合う、そんな光景が日常茶飯事だったと言う。9割方、聞こえてくるのはそんな話ばかり。

「正直、本当につまらない」

カフェで話す多くの人間が意気揚々と偉そうに話す内容は、全て属している企業の話。個人で成し得た功績ではない。なぜ大手企業に勤める者は、企業の価値をまるで自分個人の価値のように自慢気に話すのか。
小川社長は、ここ数年で急成長の世界的な注目企業Uber(ウーバー)を例に出してこう話す。

「ウーバーでどんなに働いて、どんなに成績を残しても個人の実績は社会に残っていかない。企業価値を高める協力者の一人なだけだ。」

VALUは、正に個人の本当の価値を見い出すことができるサービスだ。もちろんバックボーンとなる企業や会社も関係なくはないが、求められるのは個人のスペックだ。本当に価値ある人間は、どこの企業に属していようが、一人で事業をしていようが高い価値には変わりはない。それを可視化できるVALUは、AIによってあらゆる職種が代替され、コモディティ化された人間が淘汰される社会において、私たちに本当の個人の価値を見直す機会を与えてくれるだろう。

 

VALU開発~現在に気付いたこと

「これは、メタップスの佐藤さんの著書『お金2.0』にも通じる話かもしれないですが・・・」こう前置きした上で小川社長は話す。
と、その前に、私自身が小川社長と同様に尊敬して止まないメタップスの佐藤氏を少し紹介したいと思う。

株式会社メタップス http://metaps.com/ja/

企業名:株式会社メタップス
設立:2007年9月3日
資本金:46億9,090万円 2017年8月末時点
従業員数:246人 2017年8月末時点
住所:東京都港区三田1-4-1 住友不動産麻布十番ビル3F

 

「佐藤 航陽」の画像検索結果

佐藤 航陽 CEO & Founder

福島県生まれ
早稲田大学 法学部 中退
大学在学中の2007年に当社を設立し代表取締役に就任。検索エンジン、ソーシャルメディア、Eコマースのマーケティング事業を立ち上げ収益化。2011年よりアプリ収益化プラットフォーム「metaps」をシンガポールで開始し、アジアを中心に世界8カ国で事業を展開。2013年より「SPIKE」の立ち上げに従事。
・執筆書籍:未来に先回りする思考法・お金2.0など
・ブログ:http://katsuaki.co/?author=1

詳しくはコチラ ↓↓

Timebankを運営する株式会社メタップスとは

 


なぜVALUの話にメタップスの話をするのか

ってことなんですが、仮想通貨やVALUに興味のある方なら察しはつくと思うのですが、そう、メタップスの佐藤さん達が運営する『タイムバンク(Timebank)』がVALUと類似のサービスとしてよく話題に上がっているのです。

このタイムバンクを簡単に説明すると、

タイムバンクは「時間」の取引所です。10秒単位で時間をリアルタイムに売買できる仕組みを通じて経済と時間の再発明を目指します。
参照:Timebank

タイムバンクとは、メタップス社が創設した専門家や有名人の空いている時間を売買できる市場(マーケット)のことです。タイムバンクで空いている時間を売買できる専門家や有名人の裾野は幅広く、SNS上のちょっとした有名人から大企業の社長まで多士済々となっています。

そもそもTimebankとは一体なに?

「タイムバンクの仕組み」の画像検索結果

とまあ、タイムバンクはこんな感じなのだが、VALUとの違いは何?って人も多いと思うのでその違いを簡潔に説明すると、

タイムバンクで値段が付くのは
その人の「時間」

VALUでは、値段が付くのは、
その人の「価値」 未来の成長の「期待」

ということです。詳しい違いはネットで調べてみて下さい。

また、著名人や影響力のある人しか登録できないタイムバンクとは違い、VALUは一般の人も参加しやすい。これから人気の出そうな人の活動を「応援する」との意味合いが強いのです。

VALUは自分の時間を再考するためのものであるとも小川社長は話します。

 


VALUが「いける!」と感じた出来事

小川社長が「VALUは必ず社会で必要な役割を果たす」と確信した出来事がこれだ。

写真共有アプリ「Snapchat」を運営する米Snapは現地時間2017年3月2日、米ニューヨーク証券取引所(NYSE)に上場した。市場でSnapchatを示す符丁であるティッカーシンボルは、「SNAP」。2億株を売り出し、34億ドルを調達した。・・・
Snapが公開したクラスA株式は議決権がなく、米国のIPOで議決権を含まない株式のみを売り出したのは同社が初めてという。議決権を含むクラスBおよびC株式のうち、10人分の議決権を持つクラスC株式はSpiegel氏とMurphy氏のみ保有し、両氏は全議決権の88.5%を保持する。

つまり、無議決株や配当無しの株に価値が付くといったSnapのIPOが、小川社長のVALU立ち上げを確固たるものにしたのだ。
人間の価値を評価し、可視化できることを確信したのである。


実態経済と金融経済

実体経済は製造業などの実物の取引が行われる市場であり、企業の設備投資や家計の個人消費などが関わるところだ。そのため経済規模や成長率などを計る「GDP」や、日銀が2%の上昇を目標として金融政策を行っている「物価」などが変動する市場である。一方、金融経済は、株や不動産など、非GDP取引に関わるところだ。資産価格の上下は、経済規模にも物価にも反映されない分野である。

黒田日銀は「実体経済の物価を2%上昇させる」と述べながら、なぜか金融経済にばかり資金を供給している。その額は、毎年、国債80兆円、株6兆円、不動産900億円。当然、株や不動産や債券価格は上昇しているが、実体経済の物価を上昇させることに失敗している。

何故、黒田日銀が400兆円もの資金を創造しているにもかかわらず、物価を2%程度も上昇させることができないのか?それは実体経済に新たな信用創造を拡大していないから、という単純な答えになる。ところが主流の経済学では、中央銀行と民間銀行が作り出す信用創造量を、実体経済向けと金融経済向けに分割する理論が用いられていない。だから、物価が上昇しない理由を、信用創造量の向かい先の問題にするのではなく、「市場の期待インフレ率が上がらないからだ」などと人々の心理の問題にしてしまう。

上図によって日銀が行っている政策は、株や不動産、債券などの資産価格を上昇させる政策を行っているだけだというのが明らかになる。資産価格が上昇して儲かるのは富裕層である。日銀が行っている量的緩和というのは、金持ち超優遇の格差拡大政策だということだ。


現在、金融経済は20,000兆円以上であるのに対し、実体経済は約5,000兆円。
この開きをもっと縮めることができると、小川社長は話す。

そのために必要なのがトークンエコノミーなのだ。

資本主義は、40年の寿命とも話す。国の貨幣価値(交換価値)を金に裏付けられた形で金額を表す「金本位制」が完全に終焉したのが40年前の1978年。この2018年が価値を見直す正にその時期に来ていると語る。

 

将来的な話

少し固い話が続いたが、最後は将来の話に移るとしよう。
小川社長の考える将来とは、


★個人の信用価値を可視化したのがVALU

 「↓」の画像検索結果

・音楽グループ専門のトークン交換市場
・スポーツチームのトークン交換市場
・美容室のトークン交換市場
 etc・・・


このようなトークン市場が日常的に広がれば、実体経済と金融経済の溝も狭まるだろうと考えている。

また、ある人気ブロガーの活動を例に挙げている。

「イケハヤ」の画像検索結果業界では知らない人はいない、イケハヤさんだ。
イケハヤさんは、早くから若手のブロガーを集めてコミュニティを運営している。まだ名もなきブロガーの卵ばかりをだ。少し失礼な言い方だが、今は大した価値のない若手をじっくり育てることに尽力している。この若手たちがやがて実力を付け、有名なブロガーとなる。そこで得られる価値は、若手は元より、我慢して育成に力を注いだイケハヤさんも得れるのだ。つまり、Win-Winの関係を築くことができる。

このように、将来的な様々な価値をトークン化し、トークン交換市場が形成されることで格差が縮まっていくのである。

最後に小川社長はこう話す。

「AIに負けないように、自分の好きなことを追求していくことが重要」

その第一歩が、VALUというプロジェクトなのである。

 

 


次回は、今回のセミナーの後半、株式会社Last Roots小林社長の講演とVALUをうまく活用しているユーザーが話す面白い活用方法や成功事例をご紹介したいと思う。

 

 

Please Login to Comment.